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【インナー選び】 蒸し暑く、雨が降るとチョット肌寒い〈梅雨入り前の〉
梅雨入り前の、この不思議な季節に。
5月の終わりから6月初旬にかけてのこの時期、朝夕は肌寒く、昼間は蒸し暑く、そして時折の雨に気温がぐっと下がる。
何を着れば快適に過ごせるのか、毎日悩むという声をよくいただきます。
そんな不安定な季節こそ、インナーの存在が大きな役割を果たしてくれます。
「着るものが肌に与える安心感」を見直す
気温だけでなく、湿度の変化も大きい梅雨前。
汗ばむ時間と、冷えを感じる時間が1日の中で交互にやってきます。
こうした時期におすすめしたいのは、
✔ 湿気をこもらせず、
✔ 汗を素早く吸い取り、
✔ 肌にやさしく、
✔ 必要な時はふんわり温かい、
そんな天然素材のインナーです。
おすすめ素材とその理由
シルク:梅雨時のインナーの優等生
シルクは“第二の肌”と呼ばれるほど、肌との親和性が高く、汗をかいてもサラッと快適。
吸湿性・放湿性に優れ、肌寒さを感じるときにはほんのりと暖かさも残してくれます。
冷えとりを意識される方にも、まずおすすめしたい素材です。
▷「MUUGI」のシルクインナーや、「マリーネ」のなめらかシルクなどは、
外に響きにくく、肌着としてだけでなくトップス感覚で着られるのも魅力です。
ウール(特にメリノウール):調湿力が頼れる味方
「ウールは冬の素材」と思われがちですが、上質なメリノウールは一年を通して活躍します。
汗をかいてもベタつかず、肌の表面をドライに保ち、体温調節をしてくれる。
雨で冷え込む日にも自然な温もりを与えてくれます。
▷ 「joha(ヨハ)」の薄手ウールインナーは、吸放湿性・防臭性も優れており、
日中の気温差に悩むこの時期にもぴったりです。
肌を守ることは、気持ちを守ること
外気の湿気や冷えにさらされると、肌は敏感に反応し、知らないうちに身体が緊張してしまうこともあります。
そんな時に、呼吸をするようにやさしく包んでくれるインナーがあれば、肌も、心も、ふっとほどけていきます。
「今日は少し冷えるかな」「外は蒸しているけど、室内は冷房が気になるな」
そんな日こそ、素肌に近いインナーから見直してみませんか?
「迷ったときは、天然素材を一枚、重ねてみる」
湿度の波と、気温の揺らぎにふりまわされがちなこの季節。
肌の声を聞くように、心地よい重ね着を味方にすることで、日々の暮らしがぐんと快適になります。
季節のはざまで揺れるこの時期、ぜひ一度、インナー選びから「心地よさ」を見直してみてください。